阿南市阿波踊り竹人形後継者育成事業

阿南市に息づく、竹人形の伝統技
～未来へつなぐ後継者育成講座～

　阿南市阿波踊り竹人形の歴史は60年前から技術の伝承が地域に広まり、伝統工芸品としてお土産品や記念品として取り扱われてきました。阿波の名工」故鶴羽博昭氏から技術を受け継いだ「阿南市阿波踊り伝承会」が講師となり、全8回の講座で技術の伝承を行います。

▶魅力
　今にも踊り出しそうな竹人形は、五三竹の直線と曲線部分を上手く利用し、枝や節の特徴を活かして、躍動感ある男踊りや、しなやかで品のある女踊りが魅力的です。

▶歴史
　阿南市の竹人形は昭和40年故小川連一氏により、新野町で15軒ほどの業者が軒を連ねて出荷を競っていました。しかし、平成に入り後継者が故鶴羽博昭氏ただ一人となり、平成21年に後継者養成講座を開始し、8名の後継者が生まれ平成22年に「阿南市竹人形伝承会」が設立されました。
　その技を受け継ぎ新商品の開発やＬＥＤとのコラボ商品にも取り組んできたところですが、設立から16年が経った今、職人の高齢化と共に阿南市の伝統ある技術を次世代に伝えていく重要な時期を迎え、この度の後継者育成事業を実施することといたしました。

▶作業工程
　竹人形は小さな竹パーツを製作し、組み合わせていく作業です。竹パーツの製作過程で切込みの角度や接着の仕方・組立の手順等、緻密な細工の工程により一体の竹人形が完成します。女踊り・男踊り・鳴り物等一体一体に命を吹き込み、今にも踊りだしそうな竹人形が完成します。

全8回の講座により竹人形の作り方を学び、商品作りや商品開発にも繋げて行きます。
まずは、興味関心のある方は、是非お申込みください。（６回以上参加可能な方を募集しています）

👉チラシのダウンロードはこちら